景気後退により企業経営におけるコスト削減は必須になっています。リストラを考える経営者の方は多いですが、人員削減に手を出す前に、経営のなかの無駄を改善することから始めましょう。業務の流れを見える化することにより、経営の中の無駄が見えてくるはずです。システム化できる部分はシステム化を行い、無駄な時間とコストを削減することから始めていきましょう。

人員削減は最後の手段です。人を減らすことは戦力ダウンを招きます。いくらCRMやSFAが進んでいても、最後に商談をするのは人間です。人員削減は最後の砦だということがわかるはずです。人件費はたしかに数日で容易に削減可能なコストです。不動産のように固定資産の売却には時間がかかりますが、人件費なら数日で削減が可能です。

人を減らすことは、会社の中のモチベーションを下げることにもつながります。人員削減に手をかける前に、経営の見える化を行い、削減可能なコストの洗い出しをしていきましょう。中小企業はスピードが命ですので、無駄なコストを削ぎ落としスピードを上げていかないと生き残れないのは理解できます。まずは、業務の流れの見える化を行い、案件に対する早い対処を実施していきましょう。