企業において総務は事務業務全般を担う部署です。社員が働きやすい環境作りや業務のサポート、諸々の手続きを行います。その中の人事の業務もたくさんあります。まずは社員の募集と採用です。企業にとって優秀な人材を確保しなければいけません。採用業種、募集人数を決め新卒募集の大学などへのPR、ネットの採用情報、求人情報関連への登録など採用計画を立て、実行します。就職協定が毎年変更する今日、企業側の対応も難しいです。中途採用などでハローワークへの手続きもあります。
次は社員教育です。先輩社員や上司が職場内で行う研修(OJT)があります。外部機関を利用しての研修もします。社員の能力、知識、技術の向上には欠かせません。その先の社員の自己啓発につなげる目的があります。次は労働時間の管理です。労働基準法に定められた社員の労働時間を守り、管理しなければいけません。変則的な場合は、労使協定や就業規則をしっかり定めなければいけません。始業、就業時刻、休憩時間、休日、1日の労働時間、1週間の労働時間等決められた項目を定め労働基準局に届け出なければいけません。
社員の時間外の休日は社員の代表者と書面で協定を結び(36協定)労働基準監督署に届け出が必要です。社員の部署異動も経営者と相談し対応します。社員の社内、社外の両方を総合的に管理する事が重要な部署なのです。