福利厚生費とは、役員、従業員に公平に支給される給与以外のお金です。多岐にわたるので、いくつか説明します。「慶弔見舞金」は結婚祝、出産祝、見舞金、香典、お祝い品、花輪代等です。社外の人に対しての分は接待交際費になります。「通勤費」は自宅から会社までの交通費です。金額は一定額までは非課税所得になります。取引先や現場などへの移動費は旅費交通費になります。

「健康診断費用」は健康診断や人間ドックの費用で、条件があります。全役員、従業員を健康診断の対象者にすること、全員の健診費用を会社が負担すること、健診内容が常識の範囲内であることです。会社が直接診察機関に支払いして下さい。従業員に渡すと給与として課税対象になります。

「社内レクレーション費用」は忘年会、新年会、歓送迎会などで、条件があります。全社員対象、会社の費用負担が一律である、金額が常識の範囲内です。従業員に渡すと給与扱いで課税対象になります。「社員旅行」は、細かい条件があります。旅行期間、参加人数、参加者の内訳等細部になります。「社宅」も従業員と役員では違います。このように調べると計上できる物はたくさんあります。個々にありますので、しっかり理解して経費扱いできるかどうか判断しましょう。